新装版・関係障害論(著:三好春樹,雲母書房,2018)を読みました。新装版ということでオリジナルは1997年出版。正直、なんでもっと早くに出会わなかったんだろうと思ったぐらい、10年前に前職で悩んでていた自分に届けたいと思いました。自分の中にあったモヤモヤに言葉の光があたり、チームの仲間とシェアもできただろうし、自分自身がハマっていただろう悪しき慣習からも抜け出すヒントになったんじゃないかと思います。
障害を医学的身体のものでも社会の方へ問題を投げ返すでもなく、人と人との「関係」の中にある障害を認め、関係によってそれを解消しようという実践を通じて積み上げた「試論」をまとめたもの。過去の自分に・・・とも思ったけれど、だけど今の自分にだって十二分に届いている内容だ。障害を関係障害と捉えると、支援者はなんとかして「あげる」という存在ではなくメンバーを新しい関係につなぐ媒介のような役割になるようだ。なるほど。(406文字)
- 作者: 三好春樹
- 出版社/メーカー: 雲母書房
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- 作者: 三好春樹
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- 作者: 三好春樹,市川りんたろう
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