しゃむしゃむのリベルテ通信

NPO法人リベルテの日々をしゃむしゃむと呼ばれている代表がつづります。

日報20191129

2019年11月29日。リベルテアーツカレッジ201911116振り返りの会を行いました。本来はぼくらが声をかけなければならなかった振り返りを講師の鳥居さん、西山さんからも声をかけてもらえ、しかも事業所の中で振り返りの会を実施しました。さらに司会までゲストにしていただくという・・・。
批判(と言うとネガティブな印象だけど、批判的な意見は大事)を振り返りの中で運んでフィードバックしてもらえ、それに対して自分たちの振り返りとも合致したし、そうじゃないという考えも参加者の中からも感想の中にはあったりして、イベントを色んな視点で聴くことができました。全体としてはイベントの実験感をどうやって広報の段階でテキストやデザインに落とし込むか、そういうアウトプットと設えづくりを振り返る機会になったのが、殊更良かったです。良い感想も悪い感想も出て、イベントとして本当にやってよかったし、このまま行けばいいんだなと思えたイベントでした。一緒に、それこそ打ち合わせから振り返りまで声を(まさしく)掛け合い、真摯に本当に楽しんで一緒に取り組んでい頂いたバリューブックスの鳥居さんと西山さんには感謝しかありません。
 
振り返りの後、企画や事業の運営者として、いつも感じているのは補助やその加算を前提に予算を組み現場と+αで文化活動を行う、ための工夫や助成金込みのリソースづくりを、ということで小さなNPOや任意団体はかなり消耗していくことが今、とても課題だと感じています。もうひとつ、個人的の課題というかどうしようもないところだけど、やってみないとわからないことばかり。他方でリベルテのスタッフと地域の面白い人たちと一緒にできたらいいなとも思っていることもある。だけどリベルテという発信者の側が、事業や生活、自分のプライベートな一人の時間、休む時間も考えると「遊ぶ時間」が少なくなってしまうことはどうしても起きます。その遊びが小さなコミュニティをつないでいく機会になっているのだと思うけど、しかし自分の限られた時間の中で何を大事にしたいかといえば、答えは出ていたりもします。
 
リベルテがイベントをするのは、普段ぼくが行くようなカフェや本屋や映画やイベントには(でさえ?)、行きたくても行けないし、その存在を知らないし、そこには居場所がないと感じている人がいて、そしてそれは社会的に「障害のある人」で、その人の通路となる孔(あな)を開けていきたい。