しゃむしゃむのリベルテ通信

NPO法人リベルテの日々をしゃむしゃむと呼ばれている代表がつづります。

風が吹けば飛んでいってしまうぐらいの弱さとともに

30歳を過ぎてから、自分の祖父が精神疾患で長期に入院していたことを知りました。
…あ、これ暗い話じゃないよ。
で、なぜそのことを「隠していたのか」と母に問うと。
「知らなかったの!?」逆に驚かれました。


( ゚д゚ )「え」
( ゚д゚ )「え?」
( ゚д゚ )( ゚д゚ )「エエー!?」

みたいな。

ぼくが生まれる前に亡くなってしまった祖父。
定年(?)を機に(??)退院*1し、その後は自宅で療養していたそうです。
祖母はぼくを生まれ変わりだと思ったということです。

自分の子どもが生まれたとき、会ったことのない祖父とぼくを愛してくれていた祖母に、もう一度会いたいなーと思いました。
弟も精神障害で、一時めっちゃ仲悪かったけど、最近は突如身の上相談の電話をしてくれるような関係になったりして、自分の中にあったわだかまりが溶けていくこと感覚があります。
最近はリベルテのメンバーにも弟の(ズボンとパンツから尻がどうしてもはみ出ちゃう)ことを知っている人がいて、ぼくも普通に弟について(尻がどうしてもはみ出ちゃう)話をするし、それはだれが悪いとかそういうこともなく(尻がどうしてもはみ出ちゃうのは)仕方がないことなのだ。
最近はずっとこだわってきた自分の中の「障害」や「支援」の考え方もなんか別にいいやって。
家族のあり方や、仕事のあり方、経営の方法や、どう地域や社会、世間や友人・知人と関わっていくかって、答えはないし、しがらみの中で自分を見失ってしまうこともあります。
人からどう思われているかも人がやっていることも気にもなるけど、風が吹けば飛んでいってしまうぐらいの弱さのぼくだ。
くだらなくても楽しいと思っていることをどうやって弱く小さく、そのことがまるで世界の全てのようにつくっていけるんだろう?
捻れてしまった世界に対して、だったらぼくは、、、と、ちくわをうらがえすようなことをしていきたいです。

*1:その病院は定年制だったのか?どうやら患者としてだけでなく、病院内の作業や仕事を治療の一環でおこなっていたらしく、当時でも先進的な病院だったから、と母は言っていた汗