アイデアをパクって意気揚々とまるで自分のものかのように振る舞う人を見ると、節操がなくて切ない気持ちになるときがあります。1からオリジナルで行って言うことを誰しもができるわけじゃないけれど、それだったらやっぱりリスペクトや引用のマナーってあります。形式や形だけをマネて、敬意がなく、評価や注目を浴びるということは、誰かの承認をその瞬間は得られるかもれしれないけど、醸すように積み上げていく小さな個人や団体の文化にはならないかもれません。大事なことはどんな形で、ということよりも、その中身をどうつくるかで、それこそが人に伝え伝わる文化を作っていくのだと思います。今、表記としてすごく気にかけているのは、誰に向けているのか、そして、その言葉を吐く「私」は何者なのかということ。リーフレットひとつとっても、あなたは「こうだ」からここに「通うべき」だというメッセージにはならないようにしています。正しく優しい誘い文句こそ、気をつけています。(416文字)